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杏林大学医学部 消化器内科学教室
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中華人民共和国雲南省国立第一人民病院から医療用品の支援をいただきました

 日本国内の新型コロナウイルス感染拡大に対する支援として、中国雲南省国立第一人民病院副院長である郭強先生から、医療用マスク1400枚と防護服40人分を令和2年4月17日に送っていただきました。同病院と杏林大学との交流の歴史は2004年からと大変長く、昨年は当科から内視鏡治療のライブデモンストレーションと内視鏡の技術指導にうかがうなど、消化器内科間の交流は近年さらに活発になっています。
 支援に先立ち、日々、日本の感染状況を心配する内容や力強いメッセージもいただきました。その中で最も印象的であったのは「山川異域 風月同天」という言葉でした。これは日中の交流の歴史を示した有名な言葉で、「山川異域 風月同天 寄諸仏子 共結来縁」(別々の場所に暮らしていても、自然はつながっている。この袈裟を仏弟子である皆さんに贈ります。共に来世での縁を結ぼうではありませんか。)という唐王朝時代の交流で交わされた言葉に由来するものです。
 今回の医療用品のご支援は、杏林大学内の感染対策の実務的な援助になるだけでなく、我々が国外からも日々温かく見守られ、応援されているという心のサポートともなるものと考えております。この支援を励みに、さらに日々の感染予防に努め、診療に力を尽くしてまいりたいと思います。

消化器内科 大野亜希子

中華人民共和国雲南省国立第一人民病院から医療用品の支援をいただきました