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杏林大学医学部 第三内科学教室 消化器内科
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診療研究グループ 上部消化管・消化管感染症グループ

上部消化管・消化管感染症グループ

上部消化管・上部消化管・消化管感染症グループ(ヘリコバクターグループ)

―難治性ピロリ感染症に対する除菌治療―

ピロリ感染胃炎を発生母地として、胃・十二指腸潰瘍、胃癌、胃MALTリンパ腫、胃過形成性ポリープ、特発性血小板減少性紫斑病などの様々な疾患が生じ、除菌により上記各疾患が治癒・寛解もしくは予防できることが明らかとなりました。
ピロリ感染率の低下や除菌の普及により、出血性胃・十二指腸潰瘍は激減し、胃がん死も戦後年間5万人が継続していましたが、近年では4万人をきりました。
以上のことから、ピロリ感染者の除菌は行うべき治療と言えます。当科ピロリ菌専門外来ではペニシリンアレルギー症例や二次除菌不成功の難治症例の治療を積極的に行っています。

―原因不明の胃炎診断―

ピロリ菌以外にも胃炎を起こす原因や疾患にピロリ菌以外のヘリコバクター属菌(NHPH)(スイス菌など)や自己免疫性胃炎が、日本でも一定数存在することが分かってきました。NHPHでは胃MALTリンパ腫の発生母地になりうること、また自己免疫性胃炎ではカルチノイドの発生母地になることから、外来では胃炎診断を行い今後の治療方針を決定しています。

AMEDプレスリリースより:徳永教授のグループが世界で初めてスイス菌培養に成功

AMEDプレスリリースより:徳永教授のグループが世界で初めてスイス菌培養に成功
Rimbara E, Suzuki M, Matui H・・Tokunaga K:PNAS 2021 30;118(13)e2026337118


―クリニカル・クエスチョン解明のための臨床研究―

ピロリ菌、ピロリ菌以外のヘリコバクター属菌(NHPH)、自己免疫性胃炎、胃MALTリンパ腫の病態に迫り、患者様の治療、健康に寄与することを目指し、下記研究を行っています(2024年)。

  • 薬剤耐性ピロリ菌のサーベイランス
    日本ヘリコバクター学会耐性菌サーベイランス委員会(代表)
  • ピロリ菌以外のヘリコバクター属菌(NHPH)の臨床研究
    日本ヘリコバクター学会NHPH研究部会(代表)、文部科研・基盤研究C(代表)、
    学内共同研究プロジェクト(代表)、AMED橋渡し研究preF(分担)、
    AMED(分担)、厚労科研(分担)
  • 自己免疫性胃炎の消化管細菌叢の特徴
    ヤクルト・バイオサイエンス研究財団研究助成(代表)
  • ピロリ菌除菌率の検討(都内8大学と6病院と共同研究、分担)
  • 胃MALTリンパ腫における胃内細菌叢の解明(~2023科研費、代表)
  • 自己免疫性胃炎における病気分類の検討(多施設共同研究、分担)


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